いきなりですが世界で一番危険なバイクレースってご存知でしょうか?
だいたいの人は世界最高峰のロードレース「MOTOGP」を思い浮かべると思いますが残念ながら間違いです。
MOTOGPはあくまで舗装されたサーキットを走るレースです。万が一クラッシュしたりカーブで転んでも壁との距離がかなり長く取られており、さらに壁に付いたクッションが守ってくれるので滅多にライダーが死ぬなんて事はありません。
ところが、今までに死者数が240名以上の「マン島TTレース」という世界最古&世界一危険な公道レースがあります。
マン島TTレースとは
1907年からイギリス王室属国のマン島(Isle of Man)で開催されているオートバイ競技である。
※wikipediaより引用
うーん、いまいち良く分からないのでもっと簡単に表現してみます。
島の市街地を時速300km超で走り抜ける超危険な命知らずのレースです。
とりあえず2017年開催マンTTレースのハイライト動画見てビビってください。笑
ライダーの視点はこんな感じです。
ククク、クレイジーとしか言いようがありません。←クレイジージャニー風
MOTOGPとの大きな違いは公道を走っている事です。公道なので道は細いし民家や壁がすぐ近くにあるのでめちゃくちゃ危険です。
バイク乗りからしてもあり得ない映像でビビり倒します。なんなら真っ直ぐの高速道路で90kmを越えるともう怖いですもんね。笑
このスピードでカーブ曲がったり、他の選手を抜いたりとかマジで意味不明です。
もちろんこんな感じなので必ず事故は起こります。死者数は240名以上。過去には日本人のライダーも亡くなっているようです。
ちなみにマン島はアイルランドとイギリスの間にある小さな島です。
マン島TTレースのドキュメンタリー映画「CLOSER TO THE EDGE – クローサー・トゥ・ザ・エッジ」
僕がこのレースを知ったのは「CLOSER TO THE EDGE – クローサー・トゥ・ザ・エッジ」という映画を見たのがキッカケでした。
「変わり者」としてマン島TTレースファンの間で人気のあるガイ・マーティン選手を中心としたドキュメンタリーです。映画を見るまではレースの存在自体知りませんでしたが、ドキュメンタリー映画とバイクが好きなので映画館で見たのですが、こんなレースが実際に行われているんだなぁと驚いたのを今でも覚えています。
舞台は、2010年のTT。
ハンサムで何かと話題性はあるものの未だTTでの優勝経験はない一匹狼のガイ・マーティンは、相変わらず話題を集めていた。
ユニークな一匹狼で、気まぐれな行動でいつもスポンサーやレース役員を怒らせていたが、才能に満ち溢れたガイは今年こそ優勝すると決心していた。
一方、無口で物静かだがレースになると本領発揮するイアン・ハッチンソンは、TTの歴史上初となる5つのレースでの勝利を成し遂げようとしていた。しかしこの年のTTには、歴史的快挙の他に2つの大事故と、1つの大きな悲劇が待ち構えていた。
※Amazonの内容紹介より引用
続編ではありませんが、この記事を書いている時に同じくマン島TTレースを舞台にした「ROAD – ロード」という映画を見つけました。
こんな映画があったなんて・・・おそらくレンタルはなさそうなので今度ブルレーイを買って見る事にします!
愛すべきロードレースにすべてを捧げる2組の兄弟の物語
走り続ける男たち。彼らを突き動かすものとは?ロードレースはすべて公道から始まった。1949年に行われた初のロードレース世界選手権の舞台に名を連ねたのが“マン島TTレース”であり、“アルスターグランプリ”であった。
閉鎖された公道を時速320キロという脅威のスピードで駆け抜ける。その驚愕のロードレースは、挑むものに高い能力と並外れた勇気を求め、ファンは熱狂した。
アイルランド、そしてマン島で歴史は受け継がれ、熱きライダー達の血脈が途切れることはなかった。その歴史に深く名前を刻み続けるのがダンロップ一家だ。マン島TTの伝説のライダー、ジョイ・ダンロップ。兄ジョイに憧れてライダーになり、レース中の事故による再起不能から甦ったヒーロー、ロバート・ダンロップ。そしてロバートの2人の息子、ウィリアムとマイケル。
北アイルランドで生まれ育った2世代に渡る2つの兄弟は、愛すべきロードレースにすべてを捧げ、宿命の道を突き進んでいく。
このドキュメンタリー映画「ロード」は、想像を超えるロードレースの世界で生きる彼らのドラマチックな人生を追った、栄光と悲劇の物語である。
同じく北アイルランド出身のハリウッドスター、リーアム・ニーソンがナレーションを担当。
これまで見たことのないようなレースでのスペクタクルなアクションシーンがフィーチャーされている。※Amazonの内容紹介より引用
最後に
このレースや映画を見ていると、バイクってカッコ良いけど危険と隣り合わせなんだなと感じさせられます。(少し極端かもしれませんが。)
日本からの観戦ツアーもあるみたいなので、いつか生で観戦してみたいですね。映像でこれですから生は想像がつきません。。。
世界に行きたい場所がまた一つ増えました。
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