前回の記事でクラウドワークスとランサーズに登録し、受注するまでに行う準備を説明しました。
今回は実際に受注する際に行なった事を説明しますね。
クラウドワークスとランサーズで仕事を受ける為にやった事 – 受注編
まずは自分が出来る仕事を探しましょう。
仕事内容は多岐に渡ります。まずは仕事の種類を見てみましょう。
CrowdWorksカテゴリ
- システム開発
- ホームページ制作・Webデザイン
- ECサイト・ネットショップ構築
- アプリ・スマートフォン開発
- ハードウェア設計・開発
- プロジェクト・保守運用メンバー募集
- デザイン
- ネーミング・アイデア
- 写真・画像・動画
- 3D-CG制作
- 音楽・音響・BGM
- 翻訳・通訳サービス
- サイト運営・ビジネス
- 暮らし・社会
Lancerカテゴリ一覧
- システム開発・運用
- Web制作・Webデザイン
- デザイン制作
- ライティング・ネーミング
- タスク・作業
- マルチメディア
- 翻訳・通訳
- ビジネス・事務・専門・その他
どちらも大体同じです。
以上の大カテゴリ内にもさらに細かなカテゴリに分かれるので、この中から自分がこなせる仕事を検索しましょう。
カテゴリから仕事を絞り込んだら次は依頼形式を選択します。
依頼形式一覧
依頼形式は3つです。
- コンペ
- プロジェクト
- タスク
それぞれ説明を見てみましょう。
コンペ方式って何ですか?
コンペ方式は名前の通り、コンペ(コンペティション:competition)のように、依頼に対して直接仕事を募集する仕事方式です。例えば、クライアントがロゴ制作を依頼した場合ランサーは依頼に基づいてロゴ画像を直接提案します。
クライアントは提案の中から最も気に入った提案を出したランサーに対して、報酬を支払い、その対価として提案を買い取ります。コンペ方式では、安全な取引を目的に報酬を事前に仮払い(エスクロー)する必要があります。ランサーは仮払い(エスクロー)による報酬支払の安心があるために、多数の提案をしてくれます。
また、通常コンペ方式に出される提案内容は一定期間すべて公開されます。(※1)これは、提案をオープンにすることで不正な提案を防ぎ、当選にしなかった提案の盗用防止のために行っています。また、提案を公開にすることで「他の人と違う種類の提案をしよう」という似たアイデアを防ぐ効果もあります。
なお、コンペ方式では、「提案数保証」といった制度があり、対象となった依頼の提案件数が15件未満の場合、全額返金となるルールもありますので、予めご了承ください。
※ランサーズ公式サイトより
プロジェクト方式って何ですか?
プロジェクト方式は、まずは見積もり(提案)を募集して、気に入った見積もりをしたランサー(フリーランス)の方の提案を選んで仕事を進めていただく依頼方式です。
クライアントは最初に仕事の依頼を作成し、ランサーから見積もり(価格・納期・内容)を募集します。提案される複数の見積もりを、見積もり内容は勿論、ランサーの過去の経験・スキル・作品・評価を参考に比較・検討します。そして、最終的に仕事を依頼するランサーを決定してから正式にプロジェクトを開始します。
プロジェクトはランサーズのプロジェクト管理機能を使って、すべてウェブ上で管理することができます。プロジェクト管理機能には、支払管理・ファイル管理・計画管理・メッセージ機能の大きく4つの機能がありますので、ぜひご活用ください。
プロジェクト方式は、ウェブ制作・システム開発・データ入力・チケット並び代行等の作業期間が長い依頼や、特定の人にお願いするような仕事に向いています。
※ランサーズ公式サイトより
タスク方式って何ですか?
タスク方式は、1つの依頼に対し多人数のランサーが同時に作業を行う仕事方式です。
アンケートやレビュー・記事作成など比較的簡単な作業を行うことができます。作業テンプレートに作業内容を入力し、作業が完了したら、クライアントからの作業承認を待ちます。
承認後、クライアントから支払い確定されると自身のランサーズ口座(サイト上の口座)で作業報酬を受け取ることができます。
依頼内容に沿わない作業や利用規約に反する作業は、作業の承認を拒否される
場合もございますので、ご注意ください。※ランサーズ公式サイトより
分かりづらいですかね?簡単に説明するとこんな感じです。(デザイン関係の案件の場合)
コンペ
報酬額 → 高め
制作物ありきの応募になるので、採用されなかった場合制作時間が無駄になります。
プロジェクト
報酬額 → 低め〜高め
案件ごとにクライアントの希望金額内で、こちら側の金額を提示し採用されてから制作開始となります。
コンペに比べて報酬額は低めですが、制作時間を無駄にする事が無いです。
タスク
報酬額 → 低め
アンケートや商品レビューなどの為、1件○百円程度の仕事ばかりです。
最初のうちは評価をつける為にやるのは良いと思いますが、仕事としてはかなり微妙です。
僕が受けているデザイン関係の仕事はコンペかプロジェクトになります。
ちなみに僕は時間を無駄にするのが嫌なのでコンペは一切応募しません。
腕に自信があるデザイナーは単価の高いコンペばかり受けるのもありだと思うので、ここの選択は人それぞれですかね。
仕事のカテゴリーと依頼形式が決まれば、後はいよいよ応募してみましょう。では僕が応募の際にしている事を紹介しますね。
1.クライアントの希望金額よりも少しだけ提示額を下げる。
この方法は自分の価値を下げる事にもなるので誰もにオススメする方法では無いのですが、最初の評価が付いていない時には試しても良いかなという程度です。
例えば、A4チラシデザイン(希望額10000円〜30000円)という案件があったとします。
この場合、10000円で応募するデザイナーもいますし、30000円で応募するデザイナーもいますが、少しでも安い方が採用されやすいかな?と考え、最低額の10000円で応募するデザイナーが多いと思います。(僕の予測なので違ったらすいません)
なのでさらに1000円ほどでも良いので安く提示すると、他のデザイナーよりも金額面でアピールする事が出来ます。
※クライアントの希望額に関係なく提示額は自由に設定出来るので、自分の力量と金額を比較して提示額を決めてください。
仕事を取る為に自分を安売りするのはどうかな?と思われる方もいるかもしれませんが、例で挙げたA4チラシのデザインが1時間で終わるデザイナーであれば1000円安く応募しても時給9000円(サラリーマンの日給少し低い程度)の仕事です。
そう考えると悪く無いと思いますし、仕事を完了させると評価が付くので、サイト上での自分の信頼が上がるまではこういう受け方も良いのではないかなぁと考えます。
2.提案文章を工夫する
応募する際は先ほどの金額提示と共に提案文章を入力出来ます。
ここで自分の事をアピールするのですが、依頼内容が職務経歴や趣味に少しでも関係があればそれを記載します。
僕の場合ですと、女性向けアパレル関係の案件があれば、前職に女性向けアパレルのECサイト運営会社で働いていた事をアピールしたり、バイク用品のパッケージ関係の案件があればバイクが趣味という事をアピールしましょう。
なるべく他のデザイナーと差別化できる文章を考えて書いて下さい。
また、データ添付が可能なので自分のポートフォリオサイトに載せている制作物をpdfデータにまとめておき、応募の際に添付するようにもしています。
プロフィール欄にも載せていますが、応募者のプロフィールを見ないクライアントもいると思うので一応その都度添付しています。
3.ありがとうをクリック
クラウドワークスには「ありがとう!」を伝えるというシステムがあります。SNSのいいね!みたいな物と考えてください。
ありがとう!がクリックされると、○○さんからありがとう!が届いていますと表示されるので、応募した後はありがとう!を必ずするようにしています。
あまり採用には関係無いかもしれませんが、クライアントに媚を売る気休め程度の事と思ってください。
4.新着情報を毎日チェック
自分ができる仕事のカテゴリーに登録しておくと毎日メールで通知されます。
一応採用期間が設定されていますが、良い人がいればそれまでに決まる事も結構あるので、少しでも仕事を逃さないように掲載された仕事はなるべく早く申し込む方が良いです。
中には「IllustratorやPhotoshopを使って文字だけ変更して欲しい」というような案件もあり、こういう仕事は応募者のスキルよりも先着順で決まる場合が多いという理由もあります。
金額は2〜3000円程度ですが、文字の修正程度だと15分も掛からずに終わる内容もありとても簡単です。
まとめ
以上僕が受注する際に行なっている事をまとめてみました。
もちろんこれらをすると必ず仕事が取れる訳ではありませんが、僕は色々と工夫をした事で最初よりも取れやすくはなりました。
クラウドワークス・ランサーズで中々仕事が取れないなぁって人は参考にしてみて下さいね。
次回は気をつけたい事や注意点を紹介します。
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